会計基礎教育の促進へ 授業で活用できるコンテンツを提供
13面記事動画「一言のシン」の映像
日本公認会計士協会
成年年齢の引き下げにより、高校生にとって投資や契約がより身近なものになった。しかし、投資先や契約する企業を選ぶ基準については、高校生に十分に浸透しているとは言い難い状況だ。そんな中、注目されるのが、「会計情報の活用」だ。
日本公認会計士協会では、
「会計情報の活用」の重要性や意義などが学べる教材や動画を提供している。
同協会から提供されている教材「『会計情報の活用』授業支援パッケージ」は、中学校と高等学校の新学習指導要領の解説(「社会編公民的分野」と「公民編」)で「企業会計」「会計情報の活用」について言及されたことから、会計の専門家や現場の教員の協力のもと制作されたものだ。中学校用と高等学校用の2パターンがあり、指導案やワークシート、参考資料なども付属しているため、普段の授業にすぐに取り入れられる。単に貸借対照表の読み取り方を理解するだけでなく、会計情報を活用することの重要性を学べる教材となっている。
また、同協会では、中学生以上を対象に「会計」の意義について学べるマンガ動画「一言のシン」を公開している。高校生が日常生活の中で、自然と「会計」の重要性に気づいていく物語となっている。「会計」の知識だけではなく、なぜ「会計」が必要なのかを「信頼」というキーワードを通して学べる(第1話)。1話あたり約10分と短く手軽に視聴することができ、たとえば授業の導入などでも利用可能だ。現在、第2話まで公開している。
会計基礎教育の重要性がますます高まる今、同協会のコンテンツを使用してみてはいかがだろうか。詳細は以下のURLから。
「会計情報の活用」授業支援パッケージの詳細
https://jicpa.or.jp/about/activity/basic-education/tools.html
動画「一言のシン」視聴サイト
https://jicpa.or.jp/about/activity/basic-education/pr.html