教員養成系大学・学部 教員就職率が微増
11面記事 文科省は昨年12月16日、昨年3月に教員養成系大学・学部を卒業した人の就職状況を公表した。大学院などへの進学と保育士への就職を除く国立教員養成系大学・学部の教員就職率は66・9%で、前年度の65・2%から微増した。教職大学院を修了した人の教員就職率も上昇した。
昨年3月に国立教員養成系大学・学部を卒業した人は1万1405人。教員就職者数は6851人で前年度より99人増加した。このうち正規採用は5012人、臨時的任用は1839人だった。大学院などへの進学者は966人、保育士へは191人が就職した。
教員就職率は大学間で大きな差があった。大学院などへの進学と保育士への就職を除いた教員就職率で、最も高かったのは大分大学の83・3%。最も低かったのは横浜国立大学の53・1%だった。
国立と私立の教職大学院の教員就職率は92・3%で、前年度より1・3ポイント増加した。現職教員の学生を除く修了者のうち、教員として就職者した人の数は894人で前年度から142人増加した。