化石のよぶ声がきこえる 天才恐竜ハンター ウェンディ・スロボーダ
13面記事ヘレイン・ベッカー 作
サンドラ・デュメイ 絵
木村 由莉 訳・監修
主人公のウェンディ・スロボーダは、世界で最も優れた恐竜ハンターの一人で、白亜紀を生きた恐竜「ウェンディケラトプス」の化石の発掘で知られる。幼い頃から、「他の人が気付かないことに気が付く」特技があった。12歳の時には遠足先でサンゴの化石を見つけ、先生に「いい目をしている」と褒められる。17歳の時には恐竜の卵の化石を発見した。
その後、大学に進学し化石プレパレーター(岩石から化石を掘り出し、修復する仕事)の技術を学ぶ。プロとして世界中を飛び回り、行く先々で化石を見つけたため「化石のよぶ声がきこえる人」と言われるようになった。
「好き」を仕事にする楽しさを味わえる一冊。(小学校低学年から)
(1760円 くもん出版 Tel03・6836・0305)