市政に子どもの声を GIGA端末使って意見募集 川崎市
3面記事 川崎市は今月1日から市のホームページ上で市政に対する子どもたちの意見募集を始めた。子どもたちからの意見をより広く集めることが目的。教育委員会でブックマークを調整し、1人1台端末から円滑に利用できるようにした。公立学校へは校長会を通じて周知した。私立学校ではチラシの掲示や配布などで子どもたちに周知する。
市内に在住、または市内の学校に通う小学4年生から18歳までが対象。市のホームページ上の入力フォームに意見を書き込む。1人1台端末でなくても、利用できる。このページでは、いじめや家族の悩みなどの相談事については、別の窓口があることも紹介している。
意見は全て、市長も含めた全職員が目を通す。個別の回答はしないが、主な意見については市の回答と共にホームページ上で公開する。市の担当者によると、14日現在、公園などの身近な場所についての意見など、40件程度集まっているという。
利用に当たって、実名かニックネームの入力を求めている。「川崎を良くするためのアイデア」「市への思い」「市長に聞いてもらいたいこと」などを書き込む。
来年5月まで試行し、同9月から本格導入する予定。