いろんな人に聞いてみた「なんで勉強しなきゃいけないの?」
12面記事WILLこども知育研究所 編著
本書は「なんで勉強しなきゃいけないの?」という問いに、研究者や作家などさまざまな分野で活躍する10人が答えたものだ。
例えば作家の荒俣宏さん。子どもの頃、絵を描くことが好きだったが、先生には「ダメ」出しされていた。このことにムカつき、「やれ」と言われたことはやらず、「やるな」と言われたことは全てやった。周囲からは「変なやつ」と呼ばれ、気付いたらひとりに。しかし、落ち込まずひとりの時間を楽しみ知識を付けた。やがて「変なぼく」を面白がる人が現れ、今の仕事につながった。荒俣さんは「好奇心を満たして夢中になれること。それが、本当の勉強!」だと言う。
勉強の大切さ、意味が見えてくる一冊。(小学校高学年から)
(1650円 金の星社 Tel03・3861・1861)