教職員の性暴力への相談 子どもから月7件余り
11面記事都教委事業
東京都教委が本年度、教職員による性暴力・セクシュアルハラスメントから守ろうと児童・生徒を対象とした相談事業を始めたところ、5カ月間で38件の相談を受けたことが分かった。電話では18件、電子メールでは20件の相談を受けた。1カ月平均では、7件余りとなった。
この事業は、教職員による性暴力から児童・生徒を守る法律が4月に施行されたことを受けて始めた。男女の弁護士が相談に応じるもので、性別によってそれぞれ別の電話番号を割り当ててある。電話では週におおむね平日の3日間と土曜日に相談を受け付けてきた。
受け付けた相談は、内容に応じて、区市町村教委などに引き継ぎ、事実確認などを行ったという。