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高校・情報科 8割超が「正規免許」で授業 令和6年度には100%の見通し

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文部科学省

 高校で必修教科となっている「情報科」について、普通免許状など正規の教員免許状を持って教えている教員の割合は2年前より7・6ポイント多い83・3%となったことが8日、文科省の集計で分かった。正規の免許状を持たずに教える場合は、他の教科の免許状を持つ教員が許可を受けて教える免許外教科担任か、有効期間と地域の限定がある臨時免許状のどちらかの制度を使う。令和6年度には正規の免許状を持った教員が100%となる見通し。
 5月1日時点で公立高校の状況を調べた。2年前も5月1日の状況を調べている。
 情報科を担当している教員は316人減の4756人。このうち、正規の免許状を持っている教員は、121人増の3960人だった。免許外教科担任で教えている教員は417人減の560人、臨時免許状で教えている教員は20人減の236人だった。
 正規の免許状で教えている教員の割合には地域差があり、既に100%となっている自治体は都道府県では埼玉、東京、兵庫の3都県、政令指定都市は新潟、広島、京都、札幌、福岡を除く13市だった。政令市のうち、大阪と相模原には市立高校がないため、集計から省いている。
 正規の免許状以外で教えている教員が最も多かった自治体は長野県で76人に上った。以下、栃木県(68人)、福島県(45人)、茨城県(40人)、北海道(39人)が続いた。
 前回の調査と比べると、新潟県が正規の免許状以外で教えている教員の数を減らし、93人減の14人となった。来年度にはゼロとなる見通し。逆に増えた自治体もあり、宮城県は8人増の11人だった。
 来年度は、正規の免許状以外で教える教員が残る自治体は7県にまで減り、その7県も令和6年度には全ての授業で正規の免許状を持った教員が担当する見込み。

文部科学省

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