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一刀両断 実践者の視点から【第230回】

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論説・コラム

教師もニュースから訓練を

 ロシアとウクライナの戦況について専門家が様々に話している。情報をいかに入手し、その情報をどのように見るか分析するかに専門性が評価出来る。
 中にはこの程度なら一般人でも言えるようなコメントも少なくない。特別な情報源を持っているならそこを売りに出来るだろうが、そうでないとしたら、限られた情報をどのように分析し推測するかに掛かっている。
 総合的な学習の時間の探究ツールに課題把握、情報収集、整理分析、まとめというものがある。このツールに縛られる必要はないが、課題把握、情報収集、整理分析を、行ったり来たりしながら、出来るだけ実態に近い判断が出来るように探究していく。
 こうした学びを練磨しながらスキルを高める為にも教師自身もニュースなどをボーッと見ないで訓練する必要がある。さらに教師が様々な分野でコメンテーターになって欲しい気がする。
 先日私もラジオに出て不登校のコメントをしてみた。参考にして欲しい。
 ※ニッポン放送 飯田浩司「OK! Cozy up!週末増刊号」11月の毎週土曜日14時~の上記番組内にて、4週(11/5、12、19、26)にわたって放送される予定です。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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