松岡享子展 神戸女学院で過ごした日々をたどる
近畿版 2022年1月に逝去した児童文学作家・翻訳家の松岡享子さんの展示を、12月20日まで、重要文化財である神戸女学院大学図書館本館(兵庫県西宮市)で開催している。
松岡さんは、神戸女学院大学英文学科の卒業生で、「うさこちゃん」や「くまのパディントン」シリーズなどの翻訳をはじめ、『おふろだいすき』『とこちゃんはどこ』などの創作、東京子ども図書館名誉理事長を務めるなど、日本の児童文学、児童文化の発展に力を尽くしてきた。
展示では、児童文学や図書館学に興味を持つきっかけとなった同学での学びや、その後の活動における同学の教育との関わり、学生時代の写真や記録、著作の展示品など、松岡さんが神戸女学院で過ごした日々をたどることができる。
【展示期間】
2022年10月12日(水)~12月20日(火)
【観覧時間】
11:00~16:00
【場所】
神戸女学院大学図書館本館(重要文化財)2階閲覧室
【申込方法】
URLより申し込み(事前予約制)
https://kclib.kobe-c.ac.jp/?page_id=1692
【内容】
1.挨拶、松岡さんの主な経歴紹介
2.神戸女学院での日々
・松岡さんの過去インタビューなどから関連所蔵資料の展示
・学院資料や同窓生へのインタビューより当時の学生生活、寮生活を紹介
・松岡さんが“library”ということばと出会うまで
3.図書館ではたらく
・慶応義塾大学文学部図書館学科への編入~アメリカ留学時代
・大阪市立中央図書館勤務 東京子ども図書館設立
4.翻訳家、作者として
・同窓生文庫より松岡さんの著書および翻訳作品の展示
・関連参加イベント ※下記<関連参加型イベント>参照
5.神戸女学院の教育活動とのかかわり
・「子どもの詩コンクール」審査委員長
・「絵本翻訳コンクール」審査委員長
・同学より名誉学位授与(教育文化博士)
6.関連コーナー
・映像試聴コーナー
YouTube閲覧(神戸女学院150周年記念映像、東京子ども図書館登録チャンネル、暮しの手帖社登録チャンネルなど)
・絵本コーナー
同窓生文庫より松岡作品の閲覧可能
<関連参加型イベント>
・松岡さんへのちいさなお手紙
長方形の付箋サイズの用紙に松岡さんの作品への感想などを書いて専用パネルに掲示。展示後はまとめたものを東京子ども図書館を通じ松岡さんのご遺族にお渡しする。