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「ナゾ解き」形式算数授業を提案 公立小教員が書籍

7面記事

書評

 明治図書出版はこのほど、「授業がもっと楽しくなる! 算数ナゾ解き&脱出ゲーム」を刊行した。著者は公立小学校教諭の岡田光未氏。「解けるまで挑戦したくなるから!」「解けるとスッキリするから!」などの理由で、「ナゾ解き」が好きな子どもたちは多い。それを授業に求められている要素の一つと捉え、「ナゾ解きの魅力」を反映させたのが本書だ。
 「『ナゾ解き&脱出ゲーム』の魅力と授業の展開方法」の解説に加え、単元や学年のまとめの授業をナゾ解き形式にした授業案を掲載。例えば、「タイムカプセルを開けろ」(第3学年・乗法)、「おかしの国からのだっ出」(第6学年・図形)など。ストーリーの中で学習した内容を振り返り、問題が解けないと先に進むことができないようになっている。
 本書で扱っているのは

 (1) 10分でサクッと楽しい! ナゾ解き算数ゲーム
 (2) 45分でたっぷり楽しい! 脱出算数ゲーム

 ―の二つ。
 「算数ナゾ解き&脱出ゲーム」の授業を行うことで、「素早く解き終わってしまう子が時間を持て余すことなく、さまざまな問題にチャレンジし続け、班活動では他の子をサポートしながら課題に取り組んだりする」「文章読解力や想像力が高まる」などの効果が期待されるという。全員参加型のわくわくドキドキが味わえる授業づくりの手だての一つとして参考にしたい一冊。
 A5判、168ページ。定価2310円。同社ホームページ(https://www.meijitosho.co.jp)からウェブで購入することもできる。

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