オンライン出願全校に拡大、願書の性別欄廃止 都立高校入試
1面記事 東京都教委は令和5年度都立高校入試の実施要綱を公表した。来年度入試から推薦入試と一般入試の一部でインターネット出願を導入する他、願書の性別記入欄を廃止する。
インターネット出願は受験者の利便性の向上と高校側の受け付け事務の負担解消を目的に本年度20校で試行。高校側から、志願者情報の入力や受験票の発送作業手続きが省けたなどの声があり、全校導入を決めた。事務が煩雑になることから、郵送との併用はしない。
推薦入試などで利用する自己PRカードは、現状の記入方式を継続するが、今後よりふさわしい方法を検討する。
また性別欄については、性的少数者の生徒に配慮し、削除する。男女別で定員を定めている都立高校の定員は、今後、男女合同定員に移行していく方向で進める。