1人1台端末を使って取り組むネットモラル
10面記事広島県教科用図書販売
GIGAスクール構想により、小中学校では、1人1台の端末が整備された。それに伴い、自治体や学校では情報モラルに関する指導の必要性が今まで以上に求められている。そんな中、広島県教科用図書販売(株)が提供している「事例で学ぶNetモラル」教材が、整備された端末を有効活用しながら情報モラルの知識を学ぶことができるツールへとバージョンアップを遂げ、注目を集めている。
教材の主な内容である、子どもが見て学ぶ事例アニメーションでは、「協働学習」や「持ち帰り学習」など、端末の利活用を想定した事例を新規に追加し、家庭だけではなく学校での学習でインターネットを使う際の留意点などが学べるようになった。さらに子どものネットモラルに関する理解度をテストできる「NetモラルCBT」を実装、子どもはテスト結果を「しんだん結果」という形で確認することができる。
また、教員はテスト結果を個人別・クラス別に把握することもでき、テスト結果に基づいた「お勧めアニメーション」が表示される機能が搭載されている。指導資料も充実しており教員の授業準備の負担まで軽減できるので、どのような環境でも最適な情報モラルの指導が可能だ。
他に、「事例で学ぶNetモラルeラーニング」を使えば、端末の持ち帰り課題として活用することもできる。教員は子どもに見せたいアニメーションを選択し、子どもがアニメーションを見たかどうかの把握が可能。同時に保護者にもアニメーションを見てもらえれば、家庭での情報モラル教育の啓発にも役立てられる。
「事例で学ぶNetモラル」は、2005年より販売開始され、学校教育現場に合わせて毎年バージョンアップをしている。これにより今の学校や子どもたちを取り巻く環境の変化にいち早く対応した教材となった。現在は全国の小中学校8000校以上に導入されている。端末の整備が完了したいま、利用する学校の増加が期待される。
問い合わせ=広島県教科用図書販売(株)ITソリューション事業部
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