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「国立新美術館 開館15周年記念 李禹煥」開催中

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企画特集

国立新美術館

 国立新美術館は「国立新美術館開館15周年記念 李禹煥」(主催=国立新美術館、朝日新聞社、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁)を2022年8月10日(水)から開催している。
 本展は、国際的にも大きな注目を集めてきた「もの派」を代表する美術家、李禹煥(リ・ウファン、1936年生)の東京では初めてとなる大規模な回顧展。
 李の作品は、芸術をイメージや主題、意味の世界から解放し、ものともの、ものと人との関係を問いかける。李の創造の軌跡をたどる過去の作品とともに、新たな境地を示す新作も出品されている。視覚の不確かさを乗り越えようとした李は、自然や人工の素材を節制の姿勢で組み合わせ提示する「もの派」と呼ばれる動向を牽引。また、すべては相互関係のもとにあるという世界観を視覚芸術だけでなく著述においても展開した。
 本展では、李の「もの派」にいたる前の視覚の問題を問う初期作品から彫刻の概念を変えた<関係項>シリーズ、静謐なリズムを奏でる精神性の高い絵画など代表作が一堂に会している。

李禹煥(リ・ウファン)
 1936年、韓国慶尚南道に生まれる。ソウル大学校美術大学入学後の1956年に来日し、その後、日本大学文学部で哲学を学ぶ。1960年代末から始まった戦後日本美術におけるもっとも重要な動向の一つ、「もの派」を牽引した作家として広く知られている。
 50年以上に渡り国内外で作品を発表し続けてきた李は、近年ではヴェルサイユ宮殿(2014年)、ポンピドゥー・センター・メッス(2019年)で個展を開催するなど、ますます活躍の場を広げている。

【展覧会概要】

名称
 「国立新美術館開館15周年記念 李禹煥」

会期
 8月10日(水)~11月7日(月)
 ※休館日は火曜日

会場
 国立新美術館(東京都港区六本木7―22―2)企画展示室1E

開館時間
 午前10時~午後6時(入場は閉館の30分前まで)
 ※毎週金・土曜日は午後8時まで。
 ※会期等は変更になる場合あり。詳細は展覧会公式サイトを確認。

 展覧会公式サイト=https://LeeUFan.exhibit.jp/

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