「ボストン美術館展 芸術×力」開催中
16面記事東京都美術館
東京都美術館は、「ボストン美術館展 芸術×力(げいじゅつとちから)」を2022年10月2日(日)まで開催している。
古今東西の権力者たちは、その力を示し維持するために芸術の力を利用した。威厳に満ちた肖像画は権力を強め、精緻に描写された物語はその力の正統性を示した。本展では、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本などさまざまな地域で生み出された約60点の作品を展観する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年に中止となった本展。当初の予定から2年越しでの開催だ。
ボストン美術館は、1870年にボストン市民をはじめとする有志によって設立され、1876年のアメリカの独立100周年記念日(7月4日)に開館。古代エジプト、アジア、ヨーロッパ、アメリカの美術をはじめ古代から現代までの作品を収集、そのコレクションの質の高さと百科事典的な幅の広さで知られる。2020年に設立150周年を迎え、現在も拡張を続けている。開館当初およそ6000点だったコレクションの数は、現在では50万点近くに及ぶ。
本展では、世界有数のコレクションを誇るボストン美術館からエジプトのファラオ、ヨーロッパの王侯貴族から日本の天皇、大名をはじめ、古今東西の権力者たちに関わる作品を紹介。力とともにあった芸術の歴史を振り返る。
【展覧会概要】
名称
「ボストン美術館展 芸術×力」
会期
7月23日(土)~10月2日(日)
※休館日は9月20日(火)
会場
東京都美術館(東京都台東区上野公園8―36)
開館時間
午前9時30分~午後5時30分
※金曜日は午後8時(入館は閉館の30分前まで)
※日時指定予約制。当日券あり(枚数限定)
※会期等は変更になる場合あり。詳細は展覧会公式サイトを確認。
問い合わせ
050・5541・8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト=https://www.ntv.co.jp/boston2022/