特別展「化石ハンター展~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」開催中
10面記事国立科学博物館
国立科学博物館(東京都台東区)は特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」(主催=国立科学博物館、日本経済新聞社、BSテレビ東京、後援=駐日モンゴル国大使館)を2022年10月10日(月・祝)まで開催している。
本展では、アメリカ自然史博物館のロイ・チャップマン・アンドリュース(1884―1960)が大規模な調査隊「中央アジア探検隊」を率いてゴビ砂漠へ探検を開始した1922年から100年を記念して、恐竜の卵など数々の大発見について紹介、標本資料を展観する。
「化石ハンター」とは、地層の中に眠っている化石を探す挑戦者。アンドリュースの偉業に触発され、ゴビ砂漠で発掘調査を行った世界の化石ハンターたちによる研究成果や日本の化石ハンターの活躍を紹介する。
また、氷河時代における哺乳類の進化に関する「アウト・オブ・チベット」説を紹介。「アウト・オブ・チベット」説は、極寒の地となったチベット高原が、哺乳類にとって厳しい寒さに対応するための訓練地としての役割を果たし、その後の氷河時代の寒冷環境に適応した哺乳類の「進化のゆりかご」になっていたとされる説。この説が提唱されるきっかけとなった「チベットケサイ」の全身骨格復元標本を世界初公開する。
【展覧会概要】
名称
ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検100周年記念 特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」
会期
7月16日(土)~10月10日(月・祝)
※ただし、9月12日(月)、20日(火)、26日(月)は休館。
会場
国立科学博物館(東京都台東区上野公園7―20)上野本館
開館時間
午前9時~午後5時(入場は閉館の30分前まで)
※会期等は変更になる場合あり。詳細は展覧会公式サイトを確認。
展覧会公式サイト=https://kaseki.exhn.jp/