八大山人＜安晩帖＞重要文化財　清時代・康煕33年(1694)　泉屋博古館蔵

泉屋博古館東京

　泉屋博古館東京は「泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展III　古美術逍遙―東洋へのまなざし」（主催＝公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社）を2022年9月10日（土）から開催する。
　本展は、泉屋博古館東京のリニューアルオープンを記念して開催する館蔵名品展パート3。古くより人々のまなざしを集めてきた東洋美術の名品の数々を国宝2件、重要文化財10件も含めて一挙に紹介する。
　泉屋博古館は、住友コレクションをはじめとした美術品を保存、研究、公開する私立美術館。住友家によって蒐集された美術品は、中国古代青銅器をはじめ、中国・日本書画、西洋絵画、近代陶磁器、茶道具、文房具、さらには能面・能装束など幅広い分野にわたり、現在は3500件にのぼる。
　住友コレクションの中国書画は、住友家15代当主・住友春翠と、春翠の長男・住友寛一の個性の異なる二人の手によって主に蒐集された。
　春翠は、住友のトップとして多忙な身でありながら、中国古代青銅器の世界有数のコレクションをはじめ、用いる空間を念頭に置きながら気品ある中国書画を蒐集。寛一は、近代西洋芸術への愛好から東洋美術、特に文人画の魅力に気付き、伝統に縛られない個性的な画風の八大山人や石濤らの作品を蒐集した。
　本展では、住友コレクションの魅力を数寄者の「目」とともに紹介する。

【展覧会概要】

名称
　泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展III　古美術逍遙―東洋へのまなざし

会期
　9月10日(土)～10月23日(日)（前期＝9月10日(土)～10月2日(日)、後期＝10月4日(火)～10月23日(日)
　休館日は月曜日。ただし、祝日の場合は開館、翌平日休館。

会場
　泉屋博古館東京（東京都港区六本木1丁目5番地1号）

開館時間
　午前11時～午後6時※金曜日は午後7時まで開館（入館は閉館の30分前まで）
　※会期等は変更になる場合あり。詳細は展覧会公式サイトを確認。

　展覧会公式サイト＝https://sen-oku.or.jp/tokyo/