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発泡スチロール協会が2022年度記者発表会開催 教育現場への支援として

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発泡スチロール協会会長・柏原正人氏

 発泡スチロールの需要創出と拡大を目的として活動している発泡スチロール協会(JEPSA)は、7月6日(水)に霞山会館(東京・千代田区)にて記者発表会を開催した。
 今回の記者発表会では、前任の青井郁夫氏から会長職を引き継いだ柏原正人氏が、昨年度の発泡スチロール業界の動向を報告。また、山田一己専務理事より、発泡スチロール協会の活動報告と今年度の活動計画が発表された。
 活動報告として昨年度は、東京ビッグサイトで開催された環境総合展の「エコプロ2021」に2年ぶりに参加。コロナ禍でありながらも、ブースには3000人もの人が集まった。
 さらに、同協会では、発泡スチロールの優れた特性を幅広く知ってもらうために、広報活動の一環として教育分野にも注力した。
 1つ目は、小・中学生向けキャリア教育読本「おしごと年鑑」への記事掲載だ。同書は、企業や団体の仕事をカテゴリーで分け、子どもからの質問に対し企業・団体の担当者が回答をするというもの。ウェブでも展開され、学校の授業で使用されるケースもある。
 2つ目は、新たに制作した動画を用いた学校での環境学習だ。さまざまな種類の発泡スチロールを分かりやすく紹介、説明するためにエコにつながる発泡スチロールのすごい特性を4つの実験で解き明かすサイエンスムービー「すごいよ! 発泡スチロール」を小・中学校へ展開した。昨年11月には、オンラインで出前授業も実施し、児童30名が参加した。これらの活動は、発泡スチロールの正しい理解と普及の好機となっている。
 今年度の活動計画については、「エコプロ2022」などのイベントへの参加に加え、「発泡スチロールセット」や児童生徒に向けて、同協会が制作した学習ツールを活用してもらうための活動や製作が目標として掲げられた。

 問い合わせ=発泡スチロール協会
 https://www.jepsa.jp/

同協会製作の発泡スチロールセット

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