第２次岸田改造内閣が１０日発足し、文部科学大臣に永岡桂子氏（自民）が就任した。同日開かれた就任会見では、教員研修の充実や働き方改革の推進などを、これまで通り実行していく考えを示した。
　永岡文科相は衆院議員だった夫・洋治氏の死去に伴い衆院選に立候補し、平成１７年に初当選。衆院文部科学委員長などを歴任し、平成３０年には文科副大臣を務めた。
　また、文部科学副大臣には自民党の簗和生氏（教育・文化）と井出庸生氏（科学技術・スポーツ）、文部科学大臣政務官には公明党の伊藤孝江氏、文部科学兼復興政務官には自民党の山本左近氏が就任した。簗氏は自民党の会合でLGBTなど性的少数者に対する差別的発言があったのではないかと報じられている。
　来年４月発足のこども家庭庁の設置準備を進める少子化担当相は野田聖子氏に代わって小倉將信氏（自民）が就いた。

　ながおか・けいこ　学習院大卒。平成１７年衆院議員初当選。第４次安倍改造内閣で文部科学副大臣。茨城７区。当選６回。６８歳。

　やな・かずお　東京大院修了。平成２４年衆院議員初当選。国土交通大臣政務官兼内閣府大臣政務官などを歴任。当選４回。栃木３区。４３歳。

　いで・ようせい　東京大卒。平成２４年衆院議員初当選。みんなの党、民進党、希望の党などを経て令和元年から自民党。当選４回。長野３区。４４歳。

　いとう・たかえ　関西大卒。弁護士・税理士。平成２８年参院議員初当選。当選２回。兵庫県選挙区。５４歳。

　やまもと・さこん　愛知県立豊橋南高卒。南山大学中退。Ｆ１ドライバーを経て令和３年衆院議員初当選。比例東海。４０歳。