教職員1000人超未配置 栄養教諭も 教職員組合調べ
2面記事 全日本教職員組合が19都道府県4政令指定都市を対象として調べたところ、少なくとも1028人の教職員が本来、配置されなくてはいけないのに配置されていなかったことが分かった。
今年5月1日時点の状況について、小・中学校、高校、特別支援学校を対象に調べた。栄養教諭の未配置も明らかになり、「隣の学校の栄養教諭からアドバイスをもらい、教頭や他の教員が手伝っている」という実態があった。
この調査は、同組合の構成組織を通して、都道府県・市区町村の教育委員会に尋ねた他、組合員に調査用紙を配って、実態を明らかにした。3日に記者会見して発表した。
同組合では、教員が十分に配置されていないことの要因について、国が正規教員を抜本的に増員するための定数改善計画を策定してこなかったことなどを挙げている。