通級の指導内容、見直し求める意見も 文科省検討会議
NEWS 文科省は12日、通常学級に在籍する障害のある児童・生徒への支援について話し合う検討会議の第2回会合を開いた。通級指導の実施状況の報告の後、協議が行われ、委員から通級指導教室の指導内容や地域差について意見が上がった。
全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会の喜多好一会長は、通級指導を受けることが望ましいと判断された児童でも、保護者の意向などにより、34・9%が指導を受けていない、などとする調査結果を報告した。その後の意見交換では、通級の指導内容の見直しを要望する声や、地域で通級指導の運用に大きな差があることを指摘する声もあった。
この他、地域によって通級指導の実施の差が大きいことから、オンラインによる実施も検討すべきなどとする意見も出た。