「教育行政に多大な貢献」安倍元首相を悼む
2面記事 安倍晋三元首相の逝去を受け、末松信介文科相は12日、閣議後の記者会見で、安倍氏が残した教育行政への功績について触れた。安倍元首相の政権下で行われた教育基本法の改正や教育再生実行会議の提言などを挙げ、「教育行政に多大な貢献をした」と語った。
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末松文科相は会見の冒頭、安倍元首相が銃撃により殺害されたことを受け、「まずはご冥福をお祈り申し上げる。今回のような事件は断じて許されないことだ」と述べた。
安倍元首相が長期政権下で行った文科行政については、「在任中、明確なビジョンと強力なリーダーシップを持って教育問題に臨まれた」と語った。
その上で、教育基本法の改正や教育再生実行会議で取りまとめた11回の提言、幼児教育・保育の無償化、高等教育の修学支援新制度の創設を挙げ、「教育行政の推進に、言い尽くせないほどの多大な貢献をなされた」と話した。
「今は(教育再生実行会議の後継の)教育未来創造会議が開かれている。安倍元総理の遺志を受け継ぎながら、引き続き教育の振興に努めていきたい」と述べた。