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フリースクール利用世帯対象 支援ニーズ調査協力で月1万円支給

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都道府県教委

都教委

 東京都教委は本年度、小・中学校に在籍しながらフリースクールに通っている不登校の子どもの保護者を対象に、支援ニーズなどを調べる。子ども1人に対し、月額1万円の協力金を支払う。協力金はフリースクールの利用料金に充てられることを明確化している。
 都教委は保護者約千人を協力者として募集する。進路などを聞くアンケートなどに回答してもらう。調査は月1回程度。
 調査に協力する保護者には年間で最大12万円の協力金を支給する。年度内に3回の申請機会を設ける。フリースクールや都内の学校に在籍しなくなった場合や、調査への回答がない場合は支給対象から外れる。

 支給の対象者は、

 ・都内の公立小・中学校で不登校の子どもがいる
 ・子どもがフリースクールに通っている
 ・在籍校と日常的に連絡が取れる

 ―が条件となる。

 都教委によると、都内の不登校児童・生徒は令和2年度で約1万8千人に上る。このうち、民間団体の施設「フリースクール」に通う子どもの割合は4・8%だった。

都道府県教委

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