漢字に自分の想いをのせる 第13回「創作漢字コンテスト」開催
4面記事(左)白川創作漢字最優秀賞作品 京都府 大﨑珀寧さん【読み】にじ
(右)白川創作漢字最優秀賞作品 大阪府 田中勝也さん【読み】ノンアルコール
産経新聞社
産経新聞社と立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所は、現代日本の社会情勢や生活、夢を反映したオリジナルの漢字を創作する「第13回『創作漢字コンテスト』」を開催する。
本コンテストは、日本が漢字に親しんできた歴史から、現代でも漢字を創作することにより、国語に愛情、興味を抱いてもらうことで、日本独自の教育・文化を豊かにすることを目的としている。テーマは、「100年後まで残る漢字を作ってみませんか」。毎日目にしている「漢字」を基にしたコンテストで、老若男女問わず、だれでも簡単に参加できるのが魅力だ。
歌手や俳優として活躍している傍ら、「名誉漢字教育士」の称号を持っている武田鉄矢氏がアンバサダーに任命され、コンテストを盛り上げている。また、審査員には、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所元所長の加地伸行氏や作詞家の秋元康氏などが担当する予定だ。
昨年度の白川創作漢字最優秀賞には、コロナ禍に関するテーマの作品が選ばれた。その一つが、京都市立命館小学校の大﨑珀寧さんの作品。「空に虹がかかったら、みんなが上を向いて幸せな気持ちになれる。はやくコロナがやんで、地球に大きな虹がかかってほしい」という想いから創られ、読みを「にじ」とした。漢字の上部では、7色の虹を表現しており、創意工夫した点が評価された。
本コンテストをきっかけに社会の情勢やそれに対する自分の想いをSNSだけではなく、昔から親しまれている漢字にのせて、表現してみてはいかがだろうか。
コンテストの詳細はHPにて。https://sousaku-kanji.com
問い合わせ先=産経新聞社「創作漢字コンテスト」事務局