学校施設の利用ルール作成へ 文化部活動の地域移行
1面記事オンラインで公開された検討会議の様子
検討会議方針
文化部活動の地域移行を話し合う文化庁の検討会議が22日開かれ、地域移行への対応を協議した。活動場所として、幾つもの団体が学校施設を利用することになるため、移行に向けて関係者による協議会で利用ルールを作成する方針を示した。委員からは、施設利用の手続きの煩雑化を防ぐため、窓口の一本化を求める意見が出た。
検討会議で示された文書では、地域移行の「受け皿」として文化芸術団体と民間の教室、芸術系大学と、それらの団体に所属している会員を外部指導者として想定。団体への支援や指導者の確保策などを示した。
大会やコンクールの在り方についても方向性を示した。大会参加資格が学校単位に限定されている現状があると指摘し、来年度以降の中学生を対象とした全国規模の大会については、地域の団体も参加できる大会に、引き続き後援や賞の授与などの支援を行うとした。
検討会議は7月中としていた提言のまとめの時期を8月上旬に変更した。次回は7月12日に開く。