北海道で多様な学びを 教育旅行支援も実施!
12面記事北海道
雄大な自然や独自の文化、歴史、豊富な食育体験、アウトドアの体験メニューなどさまざまなテーマでの教育旅行の実施ができる―。そんな北海道に修学旅行で訪れる学校が増えている。さらに多くの児童・生徒を迎え入れるため、北海道は教育旅行の支援事業にも積極的に取り組んでいる。ここでは各事業を四つに分けて紹介する。
安心・安全な修学旅行実施に向けて
コロナ禍が続く中、北海道内外の学校が安心・安全な修学旅行を実施できるよう、密を回避するための貸し切りバスの追加借り上げや宿泊部屋数増等による増加経費を支援している。
他にも、北海道が推奨する「新北海道スタイル」や業界別ガイドラインに沿った取り組みを行っている観光施設や宿泊施設を紹介。北海道教育旅行サイトにてエリア、カテゴリー、キーワードのそれぞれで簡単に検索ができる。
教育旅行説明会・相談会の開催
学校の教員や旅行会社を対象に、修学旅行の受け入れ先事業者による説明会と相談会を実施している。2021年は北海道内の各地域から約40団体の受け入れ先事業者が参加し、北海道修学旅行の情報収集の場として活用された。また、説明会・相談会に参加ができなかった人にも当日の様子を録画した動画を提供した。
北海道教育旅行アドバイザーを派遣
北海道の特徴的な学習素材である歴史や文化、自然などに造詣が深く、教育旅行の受け入れ先施設等で児童・生徒と接しているガイドや学芸員、有識者、学識経験者を事前学習の講師として無料で派遣している。対面授業とオンライン授業のどちらにも対応している。
児童・生徒の自主性をサポート
引率の先生、児童・生徒が安心して研修・体験活動を行うことを目的に班別研修アプリ「北海道まち歩きマップ」を開発。スマートフォンやタブレットで体験中の施設の情報や班別行動中での自分たちの位置情報が素早くわかるシステムとなっている。観光スポットや旅の記録が簡単に残せる機能もあり、修学旅行での児童・生徒の自主性もサポートする。
詳しくは、北海道教育旅行サイト(http://hokkaido-syuryo.com/)で紹介中。
※貸し切りバス・宿泊部屋数増に関する経費助成について、対象と期間は以下の通り。
対象=北海道で教育旅行を実施する全ての学校
期間=令和4年4月1日~令和5年3月10日