スマホ電源オフ、机上で確認 共通テストの不正防止策で
NEWS 大学入試センターは10日、大学入学共通テストの不正防止策として、監督者が受験生全員にスマートフォンなどの電子機器を机上に出させ、電源を切ってかばんにしまわせることを公表した。昨年度までは、机上に貼った受験番号票に記載し、受験生各自で対応させていた。リーフレットを作成するなどして、受験生への注意喚起にも力を入れるとしている。
入試センターは、今年1月の共通テストでスマートフォンを使った不正行為が発生したことを受けて防止策を検討してきた。受験生全体に過度な負担を強いないことや、大学・監督者への負担を増やさないことなどを前提に防止策をまとめた。電子機器類からの電波を妨害したり、発信源を特定したりする装置の導入も検討したが、利用にあたって課題があるとして導入を見送り、今後改めて検討するという。