リスク管理は登山に学ぼう 村越・静大教授ら新刊
2面記事 競技オリエンテーリング選手として長く活躍し、認知心理学を研究している村越真さんらが、リスク管理について、登山者向けに「遭難からあなたを守る12の思考」を刊行した。本書では遭難から身を守るために、リスクとどのように向き合うか、12項目に分けて解説。あえてリスクがある山に登る魅力や意義を説くとともに、リスクを伴う活動を進める際の考え方を整理した。
静岡大学教育学部教授の村越さんは、静岡大学附属小学校校長を務めた経験を持つ。教員が山へ児童・生徒を引率する際に知っておかなければならないことも記した。山岳競技などの経験が豊かで、南極地域観測隊隊員としても活動した宮内佐季子さんとの共著。1100円。山と渓谷社から。