動画利用し中高の入学式で保護者に精神疾患の啓発
3面記事埼玉県教委
埼玉県教委では、精神疾患に関する正しい知識を保護者とも共有するため、保護者向けの啓発動画を作成し、研究推進校に指定した中学校・高校の入学者説明会や入学式後の説明会で流した。子どもの心の不調に気付いたときには話を否定せず、丁寧に聞くことや、学校に連絡し協力して対応していくといったことを盛り込んだ。
同県教委は令和2年に東京大学大学院教育学研究科健康教育学教室と「学校におけるメンタルヘルスリテラシーの向上に向けた教育の充実に関する連携協定」を締結。心の不調などを早期発見、早期対応して支援する体制の強化を目指している。教職員向け研修動画の配信や研究推進校でのSOSの出し方に関する教育などを行っている。
この動画は今年2月に完成した。中高生の自殺が多いことにも触れている。心の不調は思春期から増え、珍しくないことや不登校や成績にも影響することなども伝える内容となっている。