ソノリティ はじまりのうた
12面記事佐藤 いつ子 著
主人公の早紀は、中学1年生。吹奏楽部に所属しているという理由から、クラス対抗の合唱コンクールで指揮者を任されてしまった。
早紀は内気な性格だが、ピアノの天才の幼なじみや練習に来ないバスケ部のエースなど、個性的なクラスメートとの関わりの中で、少しずつ自分の目指すべき姿などを見つけていく。
しかし、本番直前にアクシデントが起き、指揮ができなくなってしまう…。
タイトルにある「ソノリティ」(鳴り響く、響きわたる)は実現できるのか。
著者のデビュー作は「駅伝ランナー」。同作を含め、多数の作品が国語の入試問題として採用されている。(小学校高学年から)
(1650円 KADOKAWA Tel0570・002・301)