微細ミストで熱中症対策 大空間省エネ冷房装置「COOLJetter(R)」
12面記事気化熱を利用した冷房装置「COOLJetter」シリーズ
いけうち
近年、体育館や講堂、運動場での熱中症対策としてシェアを伸ばしているのが、微細な霧の気化熱を利用した冷房装置「COOLJetter」シリーズだ。もともと2010年代から産業界で利用されていた冷房装置だが、学校施設における熱中症対策が注目度を増してきたことに伴い、産業界から学校関係者に口コミで広がっていったという特殊な経緯がある。特にこの2年ほどは感染症対策として室内換気の重要性が指摘されており、換気行為と高い親和性を持つミスト冷房の需要は高まっている。
COOLJetterが学校施設でシェアを伸ばしている理由は大きく3つある。1つは周辺温度を瞬時に低下させることが可能なこと。霧が空気中で蒸発する際に一気に周辺の熱を奪うため、装置を稼働させるとすぐに冷房効果が現れる。
もう1つは霧(ミスト)の平均サイズが10~30μmととても小さいため、体育館や講堂の床や壁、備品を水滴でぬらしてしまうことがほぼない点だ。もともと製品の品質不良や製造装置の故障につながる恐れから、ぬれに対して厳しい基準を設けている製造現場で採用されていた製品のため、COOLJetterにはその心配がほとんどない。
最後の1つは省エネ性に非常に優れる点だ。COOLJetterは気化熱を活用する装置のため、一般的なエアコンと比較して消費電力量を90%以上削減できる。つまり電気代を気にすることなく毎日長時間利用できる。
COOLJetterシリーズは、キャスター付きで移動可能なタイプや、固定式で高所に据え付けるタイプ、温湿度センサーや週間タイマーで複数台を自動制御運転するタイプなど多くの種類をラインアップしている。記載のQRコードからYouTube上の検証動画も視聴可能だ。
問い合わせ=(株)いけうち 電話0120・997・084
https://www.kirinoikeuchi.co.jp/products/unit-system_reibo/lp/clj-dome/