東京都の新採教員、年度途中の自己都合退職が増加
1面記事昨年度
東京都が新規採用した教員のうち、年度末を待たず、自己都合で退職する割合が、昨年度は過去5年間で最も多くなったことが分かった。昨年度は3134人が教員として採用され、125人が年度途中に退職した。100人中4人弱が退職したことになる。教員不足を加速させる要因の一つとなっている。
新規採用教員のうち、年度途中で退職した割合は、2・4%(平成29年度)、2・7%(平成30年度)、3・3%(平成31年度)、2・7%(令和2年度)、4・0%(令和3年度)と推移。年度途中に退職した人の中には、亡くなったり、定年を迎えたりした人を含めているが、大半は、自己都合による。
教員採用1年目は、教員としての適性を見る条件付採用期間となり、この期間を終えると正式採用に至る。昨年度は、8人が正式採用に至らなかった。この8人も自主退職している。