校舎を末永く未来につなぐ金属屋根材「スマートメタル」
14面記事金属屋根材「スマートメタル」でリフォームされた福岡県立玄界高等学校の校舎
ケイミュー
「校舎は、地元の記憶遺産である。過去の面影を損なうことなく自然の猛威から校舎を守り続け、末永く未来につなごう」。そんなコンセプトで屋根のリフォームが行われたのが、福岡県立玄界高等学校(福岡県古賀市)である。
既存屋根材としてケイミュー(株)の「カラーベスト」が使用されていたところ、改修に際しては金属屋根材「スマートメタル」が選定された。改修を担当した田平設計事務所によると、理由は4つある。
「まず1つめに、スマートメタルは葺き方の自由度が高く、既存屋根と同じ表情の千鳥葺きを選択できたこと。既存の建物のイメージを壊したくなかったので、大切なポイントでした。2つめに、素材がサビに強いエスジーエル鋼板だったこと。所在地が海に近いことから、塩害対策が必要でした。3つめに、金属特有のツヤがないマットな表面であること。今までの既存屋根は光を反射しない屋根だったので、急に光を反射する屋根に変えて違和感が生じることを懸念しました。4つめに、既存屋根と同じメーカーの製品だったこと。重ね葺きなので、既存屋根とカバーする屋根材の親和性、適合性を重視しました」。
友と学んだ校舎の姿は、一人ひとりの記憶の中に生き続ける大切な思い出である。なかでも外観を印象付けるキーアイテムの1つである屋根は、「過去の面影を残すこと」「末永く未来につなげる性能を持つこと」の2つの視点で選定したい。
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