学部指定単元をAIで学習、習得 総合型選抜出願要件に
1面記事令和5年度入試から
立命館大
立命館大学は令和5年度入試から、総合型選抜(AO入試)にAI(人工知能)学習システムを活用する。学習塾や予備校向けにAI教材を提供する「atama plus」(東京・港区)と連携し、学部が指定する学習単元の修得を出願要件とする。大学側が単元レベルで受験生の基礎学力を確認できるようにするとともに、受験生には高校までの学習を基に大学入学後の学びへ適応してもらう狙いがある。
経済学部、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部の総合型選抜に、同社が開発したAI教材「atama+」を活用した「学部指定単元AI学習プログラム」を導入する。
いずれの学部でも対象とする教科は数学。受験生は5月から8月にかけて、数学I、数学A、数学II、数学Bの各単元のうち、各学部が指定する単元をAI教材で学ぶ。学習結果は合否に影響しないという。
所要時間の目安は、1日1時間学習した場合、半月から1カ月程度。指定単元の修得認定試験に合格した生徒のみ、9月に出願できる。
合格発表後には、合格者を対象に同社のAI教材で入学前教育も行う。生徒は大学入学後に必要となる単元をさらに学習する。
募集人数は6月下旬に入試要項で公開予定。詳細は特設サイト(http://www.ritsumei.ac.jp/uniteprogram/)へ。