夜間中学に学齢生徒受け入れ 不登校特例校にも指定
1面記事香川県三豊市
香川県三豊市が本年度開設した夜間中学は、中学校に在籍している生徒を受け入れる。文科省が3月28日、夜間学級を設ける市立高瀬中学校を不登校特例校に指定した。政府は全ての都道府県と政令指定都市に夜間中学を設ける方針を掲げ、各地で設置が進んでいるが、卒業前の中学生を入学対象とする夜間中学は同中学校が初めてとなる。
夜間中学は制度上、義務教育を受ける学齢期の中学生を受け入れられる。これまでの夜間中学は、学齢期を終えていることを受け入れの条件としていた。
不登校特例校は、学習指導要領が定める各教科の授業時数などの規定の拘束を受けない。昨年4月1日の時点では、公立で8校、私立で9校が文科省の指定を受けている。通学するためには転校手続きが必要になる。
(13面に山下昭史市長の「人づくり国づくり」)