「中世武士団―地域に生きた武家の領主―」開催中
6面記事重要文化財 紙本著色前九年合戦絵詞(部分) 鎌倉時代中期 国立歴史民俗博物館蔵(展示期間=通期)
国立歴史民俗博物館
国立歴史民俗博物館は企画展示「中世武士団―地域に生きた武家の領主―」(主催=大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博物館)を2022年3月15日(火)から開催している。
本展では、中世武士が武士団という領主組織を形成して遂行した地域支配の実態と展開について、13世紀~15世紀を中心とする豊富な資料から、当時の具体的な様相を展示する。
中世の文献・考古・美術資料や近世~近代の絵図・土地台帳や現地調査に立脚して復元した本拠景観に基づき、武士の姿に迫る。
中世武士は、世襲制の職業戦士であるとともに、地域の支配者(領主)としても存在。地域支配は、武士個人の力量によって実現したわけではなく、主に一族と家人によって構成された武士団という集団(組織)を形成することで実現した。
そのため、本展では武士団を戦闘集団ではなく「領主組織」という観点から捉え、文献史学・考古学・美術史学・民俗学・歴史地理学による<地域総合調査>の成果を展示する。
事例には、石見益田氏・肥前千葉氏・越後和田氏に関わる豊かな地域資料を一挙紹介。益田氏の医光寺釈迦如来坐像、小城の円通寺二天像・三岳寺三尊像は関東初出品となる。
【展覧会概要】
名称
企画展示「中世武士団―地域に生きた武家の領主―」
会期
3月15日(火)~5月8日(日)
※休館日は月曜日
※休日にあたる場合は開館し、翌日休館。ただし、5月2日(月)は開館。
会場
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市城内町117)企画展示室A・B
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。