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小学校がキャンプ場に、児童は「卒業」を体験

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 少子化により、2年前に閉校となった千葉県横芝光町の小学校で27日、この小学校に通っていた子どもたちが卒業式などを体験した。この小学校は今月からキャンプ場として再生される。閉校した小学校で卒業式を迎えたかったという児童・生徒の思いに応えようと、地域住民が声を上げ、キャンプ場の運営会社が協力。当日の進行役などを務めた。
 このキャンプ場を運営する企業は、「運動会屋」(東京・渋谷区)。企業向けに運動会を企画し、運営する本業に加え、昨年7月には、神奈川県南足柄市で閉校となった中学校をキャンプ場に再生させた。横芝光町では、旧南条小学校をキャンプ場にし、運営する。
 旧南条小学校では閉校となる令和2年3月に閉校式を行う予定だった。校長を務めていた市原喜郎さん(現在は別の小学校の校長)は、「閉校式ができず心残りがあった。全員ではないが、今、会うことができて幸せです」などと当時の在校生を前に話した。

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