外国人の小・中学生、コロナ禍でも増える
2面記事外国人の子どもの有無別 地方公共団体数
文科省 昨年5月集計
小・中学生に当たる年代の外国人は2年前と比べて7・7%ほど増えていたことが文科省の集計で分かった。昨年5月1日の状況を調べ、3月25日に結果を公表した。コロナ禍の中、外国籍の子どもの人数は減らず、逆に増えていた。外国籍の子どもがいる自治体の数も増えている。
この調査は市区町村教委を対象に、日本国籍を持たない住民の状況を調べた。小・中学生に当たる年代の人は全国で13万3310人を数えた。2年前と比べると、9480人(7・7%)の増加だった。
この年代の外国人が1人以上いる市区町村の数は1214で全体の69・7%を占める。2年前は1199市区町村にいて、全体に占める割合は68・9%だった。
この年代の外国人が10人以上いる市区町村の数は657で全体の37・7%を占める。2年前は647市区町村にいて、全体に占める割合は37・2%だった。