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一刀両断 実践者の視点から【第147回】

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戦争を起こした人物が受けた教育

 ロシアが戦争を始めた。最前線では殺すか殺されるかになる。罪なき人々の尊い命を奪い奪われる。このような事態を引き起こしたリーダーは、これまでもいたし、今もいる。この光景は宇宙からどのように見えるだろうか?同じ人間がこれほどまで傲慢で残虐になれるのかと考えてしまう。それは教育力でも宗教心でも制御出来ない事を証明しているように見えてしまう。
 教え子から、自殺者、犯罪者そして傍観者を出さない。そんな決意で真剣勝負の授業を出来ていないのは、学校の第一は大学ではないだろうか。また、認識や判断や自我の出来る小学校段階での教育が基盤になることは間違いない。
 プーチン大統領がどのような教育を受けてきたのか。あのような資質がどのように芽生えたのか。この人物の行く末を見届けてみたい。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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