大震災対応など防災教育の動画教材公開 宮教大
3面記事 宮城教育大学は、教員や児童・生徒向けに防災教育の動画教材を専用ウェブサイトで公開している。国交省東北地方整備局と連携し、東日本大震災の災害対応や伝承、風水害や土砂災害への備えなどをテーマに10本の動画を制作。学校現場のデジタル化を受け、1人1台の情報端末で視聴できるようにした。
各動画は約3~6分。コロナ禍で現地での学習が難しい現状を踏まえ、校外学習などで専門家から説明を受けているような臨場感を出せるよう工夫した。「東日本大震災における災害対応」と題した動画では、同局の職員へのインタビュー動画を現地の映像とともに収録している。
ウェブサイトでは「子どもたちのページ」と「先生方のページ」に分けた。教員向けのページには、動画を活用した実践事例や指導上のアドバイスも載せている。
防災や安全について学べるウェブサイトを紹介する「リンク集」も掲載した。学校以外にも家庭や地域、職場の防災活動・教育での活用を想定する。
宮教大は「一般・保護者を含めた市民の方々に幅広く防災に関する情報を提供することで、児童・生徒と一緒になって防災意識を高めていただきたい」としている。
詳細はウェブサイト(https://mue-bousai.jp)へ。