教育旅行での産業観光の活用 第16回教育旅行シンポジウム開催
12面記事パネルディスカッションの様子
公益財団法人日本修学旅行協会
公益財団法人日本修学旅行協会(竹内秀一理事長)は昨年12月25日、一橋大学一橋講堂にて第16回教育旅行シンポジウムを開催した。今回のシンポジウムのテーマは「教育旅行と産業観光~産業観光を教育旅行にどのように位置づけるか、SDGsの視点も踏まえて~」。基調講演とパネルディスカッションの2部構成で行われた。
基調講演には須田寬会長(全国産業観光推進協議会)が登壇。産業観光とSDGsの関係の深さや教育旅行で活用することの意義についてまとめた。
パネルディスカッションでは、竹内理事長をコーディネーターとし、パネリストとしては、守屋文俊校長(都立中野工業高等学校)、淺川俊彦副校長(東京大学教育学部附属中等教育学校)、丁野朗副会長(全国産業観光推進協議会)、足立克己事務局長(一般社団法人大阪モノづくり観光推進協会・専務理事)、長島誠人氏((株)JTB・事業基盤機能・人事チーム調査役)が登壇。学校現場・受け入れ施設・旅行会社のさまざまな視点から産業観光を教育旅行でどのように活用できるのか議論された。
まとめとして竹内理事長は「産業観光はモノづくりを通じたSDGsの学び、キャリア教育という点においても今後、重要な役割を持つのではないか」と話した。
産業観光の意義を語る須田寬会長