しんぱいなことがありすぎます!
16面記事工藤 純子 作
吉田 尚令 絵
小学校1年生のももは、朝からランドセルの中を5回確認して登校するほどの心配性。忘れ物をしたこともない。でも、周りの友達は教科書を忘れて泣いてしまうことも。そんな姿を見て、絶対に忘れ物をしてはいけないと思う。ももは忘れ物を避けるため、教科書やノートを全てランドセルに詰め込んで登校することにした。
次の日の登校時、かずま君から、「ヤドカリみたいだな」と言われる。かずま君は、教科書やノートを全部学校に置いたままにしており、宿題をいつも「学校に忘れてしまう」。でも、常に楽しそうに過ごしている。
帰り道でも偶然会い、川にいる魚を一緒に見ていると、ももの頭が柵から抜けなくなってしまう。「このままおばあちゃんになったらどうしよう」など、ももの心配がさらに広がる…。
(1320円 金の星社)
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