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高校生による自主制作映画の全国大会 福岡県立筑紫丘高がグランプリ

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eiga worldcup2021

 NPO法人映画甲子園は「高校生のためのeiga worldcup2021」を実施し、12月11日に最終審査結果を発表した。多くの応募作品の中から、福岡県立筑紫丘高校の女子生徒が中心となって制作した「今日も明日も負け犬。」がグランプリ(最優秀作品賞)を受賞。この他に最優秀女子演技賞や最優秀編集賞、最優秀音楽賞などの各部門賞も獲得した。
 本年度、会場になった東京都美術館講堂には全国から200人の生徒・教員が参加。YouTubeを使ったライブ中継も行われた。
 コロナ禍の影響で、昨年以上に部活動が制限されてしまった1年。その中でも高校生たちの制作意欲は衰えず、数多くの作品が集まったという。
 グランプリ(最優秀作品賞)に輝いた福岡県立筑紫丘高校の女子生徒が中心となって制作した「今日も明日も負け犬。」は、起立性調節障害を患い、保健室登校をする中で、笑わない少女ひかるに出会い、「ひかるを笑わせる」という夢を抱いて奮闘した監督自らの実話を基に制作された。
 準グランプリには、米子工業高等専門高校の「遊声ストライプ」と神奈川県立神奈川工業高校の「東山くんの高校生活最後の30日」の2作品が選ばれた。
 エイガワールドカップは、高校生による自主制作映画の全国大会。作品のテーマや撮影技術、編集能力やシナリオ、出演者の演技力などを評価する。審査を担当するのは、映画界や放送界の第一線で活躍する人たち。日本最高峰の高校生映画コンテストで毎年実施している。
 映画甲子園=http://www.eigakoushien.com/

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