一刀両断 実践者の視点から【第122回】
NEWS昨年を振り返って
昨年は承認欲求の強い方によく出会った。人を見下し、尊大で、妄想にする事に躍起になっていた。こうした意識の持ち主は共通の幼稚さを持っているように感じられる。そう見ると幼児段階での発達に本人の意識へと影響を与えた何かがあったと推測される。
駄々を捏ねる一面は常軌を逸していて、手に負えない。学力もある程度あるために、厄介な事になる。
その片鱗は、義務教育段階でも感じ取れたであろう。大人になれない迷惑千万の人物とならぬよう早期に是正しておかなければならないと、今更ながら実感している。
感謝や挨拶を徹底して心底へと教え引き出す教育が不足してはいないだろうか。今しておかないと後に迷惑千万の大人が量産されてしまう。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)