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わいせつ・体罰教職員、前年度より減少

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文部科学省

 文科省は21日、令和2年度の人事行政調査の結果を公表した。
 性犯罪や性暴力、セクハラといった、いわゆるわいせつ行為で懲戒処分・訓告を受けた教職員は200人。体罰で懲戒処分・訓告を受けた教員は393人だった。いずれも同元年度調査より減少した。
 わいせつ行為で懲戒処分・訓告を受けた教職員は前年度から73人減少。このうち、児童・生徒への性犯罪・性暴力で懲戒処分や訓告を受けたのは96人で、5人は訓告にとどまった。
 これを受けて文科省は、児童・生徒に性暴力などを行った教職員を原則懲戒免職とすること、漏れなく告発することを徹底する。
 体罰で懲戒処分や訓告を受けた教職員は393人で、前年度から157人減った。授業中の体罰が多く、殴る・蹴るといった事例が多かった。
 女性管理職の人数も調査した。1万4357人で、前年度から865人の増加。割合は21・1%で過去最高となった。

文部科学省

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