鳥取県、令和6年4月に夜間中学を開校
2面記事鳥取県教委
鳥取県教委は令和6年4月に県立の夜間中学を開校することを決めた。鳥取市内にある県教育センター情報教育棟に置く。11月24日に開いた定例教育委員会で決定した。県立の夜間中学は徳島県、高知県にある。市町単独では対象者が少ないため、県が設置する。
県教委は昨年度アンケートを実施し、そのうち中学校の「形式的卒業者」を含む37人から夜間中学に通いたいという回答があったことから具体的な検討を進めてきた。
夜間中学は1学年1学級の3クラスとし、各学年10人程度にする。教職員は教諭を6人、校長、教頭、養護教諭、事務職員をそれぞれ1人置く。授業では情報端末を積極的に活用するという。
県教委小中学校課の担当者は「開校後の様子を見ながら、必要があれば中・西部地区にサテライト教室を開くことも検討する」と話す。