政治への関心高まる 17~19歳、意識に変化
2面記事日本財団調べ
日本財団による「18歳意識調査」で、コロナ禍と社会参加について17~19歳の男女に尋ねたところ、「政治や選挙が、自分自身の生活にも影響すると感じる」ことが増えたと考えている人が3割を超えたことが分かった。10月27日に発表した。そうしたことが減ったと答えた割合は1割強にとどまった。同財団では、政治への関心の高まりが見受けられるとしている。
この調査は9月16~21日、インターネットにより、千人を対象として実施。昨年1月を境に、どのような変化があったか質問した。
「政治や選挙が、自分自身の生活にも影響する」について「増えた」または「少し増えた」と答えた割合は合計で33・9%。「減った」または「少し減った」と答えた割合は12・6%だった。「変わらない」は53・5%だった。
一方、「自分自身の行動で、国や社会を変えられると感じる」について「増えた」「少し増えた」と答えた割合は17・5%で、「減った」「少し減った」を合わせた19・7%を下回った。
日本財団による18歳意識調査は来年4月に、成人年齢が18歳になることから、この世代の考え、意識を明らかにしようというもの。調査内容を変えて継続して行っている。今回で42回目となった。