生徒指導提要、改訂へ いじめ等課題別の章立て
1面記事文科省
文科省は、生徒指導提要の改訂に向け、改訂後の目次案を公開した。15日に開かれた第4回協力者会議で明らかにした。現行のものと比べると、いじめや暴力行為など、個別の課題について、独立した章立てが特徴。各章でそれぞれへの対応策などを示す予定だ。
新たな目次案では、大きく二つに分ける。第1部は「生徒指導の基本的な進め方」と題し、生徒指導の基礎やチーム学校での取り組み方を説明。第2部は「個別の課題に関する児童生徒への対応」と題し、いじめや自殺、不登校などの個別課題について、基本方針や関係機関との連携について記述する。
第2部は、
(1) いじめ
(2) 暴力行為
(3) 少年非行(喫煙、飲酒、薬物乱用を含む)
(4) 児童虐待
(5) 自殺
(6) 中途退学
(7) 不登校
(8) インターネット・携帯電話等にかかわる課題
(9) 性に関する課題
(10) 多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導
―の10の章から構成する。
現行のものと比較し、いじめや暴力行為が先に記載されるようになる。いじめなどの各章では、学校の組織体制や未然防止、早期発見について示す。関連法規や基本方針、関係機関との連携体制についても扱う。
現行の生徒指導提要の目次や、改訂後の目次の詳細は、同省ホームページから確認できる。