AI搭載ロボで授乳体験 中学生が「命」学ぶ
2面記事大阪市
大阪市旭区は人工知能(AI)を搭載した赤ちゃん型ロボットを使って、中学生を対象とした「命の教育」を進める。11月12日には、市立旭陽中学校で1年生が、講師を務める助産師の下、授乳、だっこ、おむつ替え、あやすといった世話を体験する。8日の発表によると、来年2月まで4校での実施を予定している。
使用する赤ちゃん型ロボットは「リアルケアベビー」と呼ぶもので、重さは約3キロ。実際の乳児のように、ミルク、おむつ交換、だっこを求めて、ランダムに泣き出すという。抱き方やあやす頻度、体温調節といった世話の状況が記録される。
この授業では、命の大切さを考えるとともに、相手を思いやる気持ちを高めることを学ぶ。児童虐待防止も目指す。