発達障害の子実態調査へ 高校も対象に
11面記事文科省
文科省は本年度、発達障害の可能性がある児童・生徒に関し、実態調査を行う。これまで2回にわたって小・中学校の状況を調べており、今回は高校を対象に加える。支援状況も調べる。
5日には調査実施に向けた有識者会議の初会合を開く。この会議では、調査項目や実施方法などについて検討する。
平成14年には全国5地域に絞って公立の小・中学校を調べ、6・3%の児童・生徒に発達障害の可能性があるとした。平成24年の調査では6・5%となった。
今回は公立の小学校、中学校、高校それぞれ600校を抽出する予定。学習面や行動面で困難のある児童・生徒の在籍状況をはじめ、支援策について通級による指導の利用状況、特別支援教育支援員などの配置状況、個別の教育支援計画・指導計画の活用状況などを調べる。