県内の小学校通学路 3495カ所が「危険」
2面記事千葉県教委まとめ
千葉県教委は10日、6月に同県八街市で起こった小学生の交通死亡事故を受けて、小学校の通学路の安全点検を実施した結果を公表した。歩道が狭い、交通量が多い、見通しが悪い、速度超過の車が多いといった理由で3495カ所に危険性があると判断した。千葉市を除いて集計した。10月末までに対策を検討する。
具体策として同県教委は、見守り活動、歩行スペースや見通しを確保するための除草、外側線・横断歩道の新設・引き直し、通学路の変更などを挙げている。
危険箇所最多の市町村は市原市。計40校の281カ所を危険性ありと判断した。八街市は9校に対し150カ所。最少は東庄町で1校に対し4カ所だった。危険箇所ゼロの市町村はなかった。
同県では平成24年11月にも通学路の安全点検を行っており、当時は2450カ所で対策が必要としていた。